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町内の案内地図看板屋が突然集金にやってきた!店舗オープン時に気をつけたい詐欺の手口

town map 実店舗
Photo by freepik.com/
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本当にあった詐欺未遂の話

実店舗をオープンして間もなくは、いろんな営業の方が来店されます。
とくに私の店舗は1階だったので、銀行、保険、証券、自動販売機の営業まで様々な業種の営業さんたちが寄られていました。

そんな中でやってきた、新人らしき営業マン。
「町でよく見かける地図看板にお店の名前を載せますよ」という物でした。
当時は実店舗を構えたものの、ありがたいことにネット通販での業務が多々あり、それでもローコストでの運営をしていたので、1人でどちらも回すため実店舗の集客は行っていませんでした。
そのため、もちろんお断り。

すると、新人営業マンはあっさりと引き下がられたのですが、退店後も外で何やら立ち止まってメモなどをしている様子。
なんだろうと疑問には思っていたのですが、その日はそのまま立ち去られました。

2〜3日後、今度はベテランらしき営業マンが看板を抱えてやってきました。

「どうですか!バッチリお名前入れときましたよ!」
そう言って、バーンと持ってきた看板を見せてくれたんですが、それを見た私は唖然としながら返答しました。

「そのお名前はマンション名なので不動産屋へ行ってください。あ、うち大家じゃないです。」
そう、バーンと記載されていたのは建物名でお店の名前ではなかったのです。

それを聞いたベテラン営業マンはこれ以上どうにもならないので、すぐに立ち去られました。
きっと、先に来られた新人営業マンが間違えてマンション名の看板をメモして帰ったのだと思います。

調べるとたくさん出てくる町内看板の被害

私の場合はちょっと間抜けな展開であれ全く被害にあわずに事なきを得たのですが、調べてみると全国的に町内の案内看板の詐欺被害があるようです。

数千円ならとついつい払ってしまうケースも

手口としては先に名前を入れて集金するものや、町内会のみなさんが参加しているのでと言って集金するものなど、ほとんどは掲載料金を払う必要があるかのように促してきます

金額は3,000円前後が相場のようで、広告費としてはかなり安く、被害にあってもこの程度ならと泣き寝入りする店舗も多いようです。
しかし、最初に掲載料を払ってしまうと、定期的に更新料として集金にやってくるようです。

オーナーがいない隙に集金

そして気をつけていただきたいのが、店舗スタッフで他の人を雇っている場合。
初回とも更新時の集金とも責任者がいない隙に、さも当たり前のように集金して被害にあうケースもあるようです。
店のオーナーと話がついているかのように「集金にやってきました」と来るケースは、看板営業以外にもあるようなので、スタッフには不用意にお金を出さないように普段からコミュニケーションをとってください。

看板自体が違法な場合も

「数千円で地図看板に店舗名が掲載されるなら広告費として安いからむしろお願いしたい」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、看板自体が無許可で設置されている場合も多くあるようです。

町の看板など、屋外の広告は屋外登録行登録制度により登録された企業しか行うことが出来ません

登録を行わず無許可で看板を設置される場合は強制撤去されます。
これでは払い損です。

登録業社かどうかを調べるには、各自治体で公開されている登録簿で確認できます。

登録されているからといって、地図看板で集客の見込みがあるとは言えませんし、営業時には「○○銀行の側へ設置するのでご近所の方みなさん目にしますよ」と謳われても、実際には銀行のゴミ置き場に設置されていたケースなどもあり、あまりおすすめできる物ではありません。

被害にあっているかも?どこに相談?

看板被害にあってしまったら、消費者庁の消費者ホットラインに電話で相談してみてください。

消費者ホットライン | 消費者庁

電話番号は局番なしの188。
上記の電話窓口にかけると、必要事項を聞かれた上で、日本全国の最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口を案内してもらえます。

詳しい内容や捜査のながれなどは消費者庁のWEBサイトで案内されております。

また、ご自身で最寄りの消費生活センターを探して相談する場合は、国民生活センターの全国の消費生活センター一覧ページをご確認ください。

もう何年も前から何度も更新していて、断りにくくなっている店舗さんも数多くいらっしゃるようです。
すでに看板がなくなっていても更新料を請求する架空請求の場合もありますので、今一度見直してみてください。

この他にも悪徳業者は多数存在しますので、現金を支払う前に確認や相談を行うなどして被害を未然に防ぐよう心がけましょう。

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